REALFORCE GX1 キーボードレビュー

はじめに

製品と使用状況

私が使用しているデバイスを紹介します。今回はキーボードのREALFORCE GX1です。 購入日は2024-02-21です。

選んだ条件(日本語配列・静音・ラピッドトリガー)

ラピッドトリガー搭載かつ日本語配列で静音、この条件で探してたどり着いたのがREALFORCE GX1です。 ゲーミング向けの性能を持ちつつ、日常の文字入力でも違和感が少ないことを重視しました。 私は日本語配列を長く使ってきたので、配列を変えずにラピッドトリガーだけ取り入れられる点が購入の決め手です。

購入理由(FPSに必須)とモデル選択

購入理由はシンプルに、ラピッドトリガーを使いたかったからです。 FPSに必須の機能なので、購入しました。 キー荷重が30gと45gがありますが、私は30gのモデルを選んでいます。

特徴

公式情報(引用)

リアルフォース公式サイトより引用:

「REALFORCE GX1は、最大25%高速なキー入力を可能にするアクチュエーションポイント変更機能を搭載し、 高速入力や繊細なキー操作に対応。 高耐久の静電容量無接点方式スイッチを採用し、1億回のキーストローク寿命を誇ります。 ゲーミングに特化したスムーズで応答性の高いタイピングを実現します。」

・値段:33,000円

出典:REALFOREC 公式サイト

ラピッドトリガーの仕組み

いちばんの特徴は「ラピッドトリガー」です。押し込んだ位置ではなく、押しはじめ・離れはじめで入力が切り替わります。 物理的に底打ちしなくてもオンになり、離した瞬間にオフになります。移動の切り返しや姿勢変更のような ON/OFFが連続する操作で、立ち上がりと戻しのレスポンスが鋭くなります。

アクチュエーションポイント調整

アクチュエーションポイント(発火点)はユーザーが調整できます。浅く設定すると軽いタッチで反応し、 触れるだけの入力が可能になります。深く設定すると誤入力を抑えやすく、長文作業でも落ち着いたタイピングができます。 ゲームの移動キーを浅め、ジャンプキーをやや深め、と役割で分ける運用も相性が良いです。

全キー同時押し(Nキーロールオーバー)

ゲーミングキーボードでは当たり前ですが、すべてのキーを同時に押しても認識される全キー同時押し機能が付いています。

静電容量無接点方式スイッチ

スイッチは静電容量無接点方式です。物理的な接点が擦れないため、チャタリングの発生リスクが低く、 入力の立ち上がりが滑らかです。押下荷重の変化でスッと沈み、底に当てなくても確実に反応します。 メカニカルのカチッとしたクリック感とは方向性が異なり、指の荷重とストローク量で押したことを把握するタイプです。

静音性(入力音がほぼ入らない)

打鍵音はとても静かです。ボイスチャットや配信でマイクが近い場合でも、入力音が入らないです。

配列(JIS/US)

配列は日本語配列(JIS)を選べます。長年使ってきたキー位置を変えずに、ラピッドトリガーの恩恵だけ取り込めます。 US配列(ANSI)モデルも用意があり、好みに合わせて選択可能です。 配列を変えないことは乗り換えコストの低さにつながります。

キーキャップ交換(Cherry MX互換)

キーキャップがCherry MX軸で、一般的なメカニカル用の市販キーキャップへ載せ替えができます。

使用感

打鍵音(ほぼ無音)

打鍵音はほとんどありません。ゲーム中にキーボードの音が聞こえることはなく、配信やボイスチャットでもマイクが拾わないです。 FPSで操作音がコールや足音の判断を邪魔しないのは大きな利点です。 音が静かなぶん、音で入力している感覚は薄いです。

全キー設定の罠(誤入力が増える)

ラピッドトリガーを全キーに設定すると、最初は誤入力が増えます。 指を乗せたままの待機や触れただけで反応してしまい、想定外の入力が走りやすいです。 特に文字入力では、触れただけでタイプされる場面がしばらく続きます。

慣れた後の強さ(ストッピングが速い)

ただ、慣れてくると強力です。触れるだけで入力が立ち上がり、離した瞬間にオフになるので、 FPSではストッピングなどを素早くできます。

文字入力の感覚(習熟コストは高め)

文字入力に関しては、ラピッドトリガーを常時オンにすると最初の習熟コストは確かに高いです。 ホームポジションで触れているだけで反応するため、誤字が出やすいです。 私は常にオンで運用していますが、慣れるまでは誤入力の修正が増えました。 習熟後は、軽いタッチで入力できるため、長文でも指の負担は小さくなります。

良かった点

日本語配列を選べる

まず、日本語配列(JIS)を選べるのが大きな利点です。ラピッドトリガー対応キーボードで 日本語配列はまだ少数派ですが、GX1は標準で用意があります。 長年使い慣れた配列のまま移行できます。 もちろんUS配列(ANSI)モデルも存在します。

ラピッドトリガーは別物レベルで効く

ラピッドトリガーは、はっきり世界が変わる系の機能です。 触れるだけでオン、離し始めでオフにストロークの往復で入力が即座に切り替わるため、意図したタイミングで動作が立ち上がり、意図した瞬間に止まります。 一般に語られるストッピングがやりやすいという効果はその通りですが、それだけではありません。

移動の一致感が上がる

単純な移動でも、頭の中のイメージとキャラクターの挙動が一致しやすいです。 体感としては、キャラを操作しているより自分が動いている感覚に近づきます。

APEX(キャラコンがやりやすい)

APEXではストッピングを使わないですが、ラピッドトリガーの恩恵ははっきり感じます。 キャラコンが非常にやりやすくなります。 入力したものがそのままキャラクターに反映される感覚です。

VALORANT(必須級)

VALORANTではストッピングが必要なので、この機能があるのとないのでは全くの別ゲーに感じます。 止まりたいタイミングで止まってくれます。 止まる前に弾を撃ってしまったということがなくなります。 このタイトルに関しては、ラピッドトリガーの有無で別ゲー級の差と感じました。個人的には必須の機能です。

悪かった点

テンキーなしは作業で不便

まず、テンキーがないのは作業時に不便でした。ゲームでは不要でも、表計算や数値入力などで明確に欲しくなる場面があります。 これは完全に用途と好みの問題で、フルサイズが合う人もいれば、テンキーレス(TKL)や60〜75%のコンパクトのほうが机が広く使えて良いという人もいます。 自分がゲーム以外に何をどれくらいするのかを先に整理し、サイズを決め打ちしてから購入するのが安全です。

ラピッドトリガー特有の誤入力

次に、ラピッドトリガー特有の誤入力です。全キーを低いしきい値で有効化すると、 指を触れただけ・戻し途中の接触だけで入力が立ち上がり、誤入力が起きやすくなります。 これはアクチュエーションポイント(発火点)を各キーまたはゾーンで見直すと大きく改善します。 ゲームで使う移動キーは浅め、そのほかのキーは深めと役割で分けると実害が減ります。 しっかり調整すれば、ゲーム中の誤反応はほとんど無くせます。

Kill Switchが合わなかった

Kill SwitchというAキーとDキーの同時入力が無効化され、後から押された片方の入力のみ有効となる機能があるが、 FPSでは、独特な動きになり使いにくかったです。

ゲームでの使用シーン

入力の切り替えが速い(操作がイメージ通り)

このキーボードは、ゲームで強みがはっきり出ます。 ラピッドトリガーにより押し始めでオン、離れ始めでオフという立ち上がりと戻しの速さが得られ、狙い通りに動作を切り替えられます。 結果として、素早いストッピングやキャラクターコントロールが頭の中のイメージ通りにつながる感覚が強くなります。 入力の遅れや残留入力によるブレが減り、視点操作との同期が取りやすいです。

静音性がVC/配信で強い

打鍵音が非常に静かな点もゲーム用途と好相性です。 ボイスチャットや配信中にマイクへ乗りにくく、足音・スキル音・味方コールの聴き分けを妨げません。 深夜帯のプレイでも周囲に配慮しやすく、物理ノイズ由来のストレスが少ないのは実運用で効きます。

同時押しでも安心

全キー同時押し(いわゆるNキーロールオーバー)に対応しているので、複数入力が重なる場面でも安心です。

総評(ゲーム用途で迷わず勧められる)

総じて、REALFORCE GX1はゲームのために作られたという言葉どおりの手応えです。 ラピッドトリガーでキャラコンやストッピングの質が上がり、静音性で音情報の邪魔をしない。 前提が整っているので、迷わずおすすめできます。 とくに最近のキーボードを使っていないFPSプレイヤーほど、効果の大きさを実感しやすいはずです。

ゲーム以外での使用シーン

作業効率が上がる機能ではない

正直に言うと、ゲーム以外ではメリットは多くありません。 ラピッドトリガーは、文章作成や表計算の効率を劇的に上げる類の機能ではありません。 触れただけで入力できる軽さはありますが、誤入力が発生するのでおすすめできません。

利点は静音性くらい

非ゲーム用途で感じた利点は打鍵音の小ささくらいです。 タイピングがうるさくない、ただそれだけです。

テンキーなしがネック

作業面での弱点はテンキーがないことです。 数値入力では明確に不便でした。 机を広く使えるという利点はありますが、テンキーを使い慣れている人は不便に感じると思います。

設定方法

REALFORCE CONNECTで設定

キーボード設定には、REALFORCE CONNECTというアプリをインストールする必要があります。 このアプリでは、ActuationPointの設定やイルミネーションの設定などができます。 数値はキーごとに細かく設定できるので、自分の使いやすい設定を見つけてください。

設定紹介

使用モデルとキーキャップ

使用しているのは、30g荷重・日本語配列のモデル(型番:X1UC13)です。
キーキャップは「Keychron JISレイアウト用 Double Shot PBT OSAキーキャップ・フルセット」に交換しています。

キー設定

キー設定は以下のとおりです。
・ActuationPoint: 0.1mm
・DynamicMode OFFまでの距離: -0.1mm
・DynamicMode ONまでの距離: +0.1mm
・KillSwitch: OFF
※スペースキーとWinキーのみActuationPointを3.0mmに設定しています。

まとめ

強み(JIS・静音・ラピッドトリガー)

REALFORCE GX1は、日本語配列で静かに打てて、ラピッドトリガーをフルで使えるのが強みです。 FPSではストッピングとキャラコンのキレが上がります。打鍵音は実用上ほぼ無音で、VCや配信の邪魔になりません。 全キー同時押しにも対応。配列はJIS/USを選べ、Cherry MX軸でキーキャップの交換も簡単です。

弱点(テンキー・誤入力・Kill Switch)

一方で、テンキーがないのは数値入力で不便でした。 ラピッドトリガーは最初に誤入力が出やすく、アクチュエーションポイントの調整と慣れが必要です。 Kill Switchの同時入力制御は、私のFPS用途では使いにくかったためOFFにしています。

おすすめできる人/合わない人

ゲーム重視なら強くおすすめできます。 静かさ、配列の選択肢、ラピッドトリガーの効果が明確です。 仕事中心でテンキー必須、オフィス機能重視の人には合いません。 私は30g・JIS・ラピッドトリガー常用で快適に使えています。 乗り換えコストを抑えつつ、ゲームの入力品質を上げたい人向けの一台です。

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