WALLHACK SkyPAD 3.0 マウスパッドレビュー
はじめに
私が使用しているデバイスを紹介します。今回はマウスパッドのWALLHACK SkyPAD 3.0です。 購入日はで、 現在619日 使用しています。
購入理由は、布製を使っていてもっと素早くマウスを動かしたかったからです。 ガラスだとマウスパットが劣化しないことや、メンテナンスの手間がかからないことも魅力に感じていました。 アマゾンのセールで値下げしたタイミングで購入しました。 値下げしていること頻繁にあるので、その時に買った方がお得です。
特徴
SkyPAD 3.0はデンマーク製のフルガラス製ゲーミングマウスパッドで、高い耐久性と優れた滑走性を備えています。
表面にはサンドブラスト加工が施されており、スムーズな滑り出しと適度な止め感を両立しています。
布製や樹脂製と比べて摩耗しにくく、長期間性能を維持できます。
サンドブラスト加工は、微細な研磨粒子をガラス表面に吹き付け、目に見えないレベルの凹凸を均一に作る処理です。 これによりつるつるのガラス特有の滑りっぱなしを避けつつ、初動は軽いのに止めやすい、ゲーミング向けの摩擦特性になります。
さらに、この微細テクスチャは湿度や手汗の影響を受けにくく、季節や時間帯で今日は重い/軽いといった変化が出にくいのが利点です。 汚れは表面に乗るだけなので拭き取り・水洗いで簡単にリセットでき、長期にわたって同じ使用感を維持しやすくなります。
使用感
ガラス製だけあって、布よりも明らかに滑りが速いです。 慣れるまでは制御するのが難しいが、使いこなせると布ではできない素早いエイムなどができるようになりました。 使い始めは制御が難しく、細かい操作のときに行き過ぎたり、クリック時の指の力でマウスがわずかに動くことがありました。
手汗を吸わないのは快適でした。 湿気でしけったり、表面がねっとりする感じがなく、いつ使っても感覚が同じです。 手入れが簡単で、汚れが染み込むことがないので、表面を拭くだけでOKです。 水洗いしても拭き取り後すぐ使えるので、乾燥待ちでパソコンが使えないということが起きません。
マウスパッドにゴミがついていたら、マウスの操作感ではっきりとわかるので、気づかないうちにゴミまみれになっていたということは起こりません。 汚れも布製と違い簡単に取れます。 日々のメンテナンスが負担になりませんでした。
ガラスはマウスソールが減りやすいと言われますが、思ったほど消耗しませんでした。 私はハイセンシで、マウスを動かした距離が短いからかもしれません。
良かった点
まず、布では到達できないスピードでマウスを動かせるのが最大の魅力です。 初動が軽く、摩擦の立ち上がりが小さいため、FPSでは視点移動が速くなります。 フリックの振り出し→停止までが速く、同じ距離をいままでより速く動かせるので、キルタイムも速くなります。
ガラスだと止めるのが難しそうだと思いがちですが、意外とちゃんと止まってくれます。 また、布でありがちな湿度や汗による滑走感の変化がないため、同じ手の動きに対して同じ反応が返ってくる一貫性が高評価ポイントでした。
メンテナンスが極めて簡単で、劣化による感覚のズレが起きないのも利点です。 布のように繊維が潰れたり、皮脂や手汗を吸うことがありません。 汚れやゴミは目視で即わかり、乾拭きかサッと水洗いすれば掃除完了です。 干す時間を気にせず、拭いた直後にそのままゲームへ戻れます。 開始前のルーティンとして洗って拭く、という使い方も現実的です。
消耗面でも想像より穏やかでした。 一般にガラスはマウスソールが削れやすいと言われますが、ハイセンシで移動距離が短いこともあり、摩耗の進みは軽微です。 結果として、操作感が長期間同じであることが良かったです。
悪かった点
冬場は表面が冷え切り、マウスパッドが氷のように感じます。 指先が冷えて感覚がなくなり、細かな制御が難しくなることがありました。 部屋全体を暖める、手元用の小型ヒーターを置くなどの対策がないと、冬は快適に使えません。
裏面のすべり止めは四隅に小さなパッドがあるだけで、面全体を支える構造ではありません。 実際に大きくズレたことはないものの、安定しているのかが不安になる作りです。 設置面の僅かな凹凸があるとガタつきの原因にもなりそうで、机面の清掃などで気を遣います。
素材がガラスなので、落下や角への衝撃で割れるリスクがあります。 取り回しや掃除の際は両手でしっかり持つ、端を机から突き出さない、といった扱いが必須です。 布パッドのように雑に扱えない点はデメリットでした。
収納性もよくありません。 丸めたり畳んだりできないため、使わない時もフラットな置き場所が必要で、どうしてもスペースを取ります。 持ち運びにも向きません。 常設する前提のデバイスです。
デザイン面では、ロゴのキャラクターの見た目が気持ち悪いです。 ただしロゴは表面印刷ではないため、マウスの滑走に影響はありません。 機能面の支障はないものの、見た目が悪くなる要素です。
ゲームでの使用シーン
FPSでは、ガラス特有の低摩擦でマウスの最高速と立ち上がりが伸び、視点移動とフリックが明確に速くなります。 同じ手の振り幅でも到達時間が短く、止めに移るまでが早いので、結果としてキルスピードの上昇につながりました。 ハイセンシの私でも効果を実感できたため、移動距離が長いローセンシの人ほど恩恵はさらに大きいはずです。 一方で、トラッキングの体感は大きくは変わりませんでした。
コンディション面の強みは、パッドの消耗や湿度の影響を受けないことです。 布のように表面が痩せたり汗を吸ってざらつくことがなく、プレイ時間や季節で滑走感が変わりにくいです。
合う・合わないはありますが、ガラスマウスパッドは使いこなせるようになると強力です。 最初は制御に慣れる必要がありますが、速度とキレのあるエイムが作れます。
ゲーム以外での使用シーン
正直なところ、ゲーム以外でこのマウスパッドを選ぶメリットは大きくありません。 日常のPC作業では素早いマウス移動は求められず、スピードは活かしにくいです。
利点があるとしたら、いつでも清潔で同じ感触で使える点です。 手汗や皮脂を吸わないためしけった不快感が出ず、拭き取りや水洗いで即リセットできます。 乾燥待ちが不要なので、思い立ったときにサッと掃除してすぐ作業へ戻れるのは快適でした。
布パッドで汗を吸って気持ち悪い、頻繁に洗いたいが干す時間が面倒、擦れ跡や色ムラが気になると感じている人には、見た目も触感も一定で保てる点が合っています。
非ゲーム用途だけで考えると、高価なゲーミング仕様を選ぶ必要性はありません。 清潔さや見た目の安定を目的にするなら、より手頃なガラス製パッドでも十分だと思います。 FPSのために速度とキレを求めるのでなければ、コストは抑えても実用面はカバーできます。
設定方法
ガラスのマウスパッドだとマウスカーソルが頻繁に飛ぶことがあったので、改善した設定を紹介します。 使用していたマウスはLogicool G PRO X SUPERLIGHT 2 DEX です。 マウスの設定には、Logicool G HUBというアプリをインストールする必要があります。 そこでマウス本体を最新バージョンにアップデートします。
バージョンは、マウスを選択して左下の歯車マークのデバイス設定をクリックし、右上のバージョンで確認できます。
設定紹介
カーソル飛びが起きなくなったマウスの設定を紹介します。
Logicool G PRO X SUPERLIGHT 2 DEX
・DPI: 800
・レポートレート: 8000Hz
・リフトオフ距離(LOD): 低
まとめ
WALLHACK SkyPAD 3.0は、速度・キレ・一貫性を同時に手に入れたい人向けのガラスマウスパッドでした。 サンドブラスト加工のガラス面は初動が軽く、フリック後の止めまでが速い一方で、湿度や手汗の影響を受けず、いつ触っても同じ感覚で操作できます。 拭き取り・水洗いで即座にリセットでき、布のような経年劣化で操作感が変わり続けることもありません。 FPSでは視点移動とキルスピードの底上げにつながりました。
冬場の冷たさは大きな弱点です。 手元の保温対策がないと指先の感覚が鈍りやすく、細かい制御が難しくなります。 四隅のみのすべり止めや、落下時に割れ得る素材特性、畳めない収納性、気持ち悪いロゴなど、取り回しと外観の面で気になる点もありました。 ガラスゆえに乱暴に扱えないことには注意が必要です。
ゲーム用途ではおすすめできます。 ローセンシで移動距離が長い人ほど恩恵は大きいはずです。 非ゲーム用途だけで考えると、いつでも清潔で同じ触感以外に良さはなく、値段が高いのでコストパフォーマンスは良くありません。
SkyPAD 3.0は布では届かないスピード域と環境に左右されない一貫性を求めるFPSプレイヤーに合うマウスパッドでした。 冬の冷たさ対策と設置・取り扱いに注意できるなら、長期にわたり安定したエイム環境を提供してくれるので、試す価値があると思います。
SkyPAD 3.0
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